キャンプに持っていくバーナーは主にガスカートリッジのものと、液体燃料のものがあります。
ガス式のものはコンパクトに収まるし、スイッチ一つで点火できてお手軽ですね。
デメリットといえば、燃料がちょっと高いのと、気温が低いと火力が弱い事くらいでしょうか。
僕も長い間、コールマンのガス式のシングルバーナーを使っていました。
でも今では、MSRのウィスパーライトインターナショナルを使っています。
僕がウィスパーライトインターナショナルを使う理由
- 灯油が使える
- レギュラーガソリンも使える
- 冬場でも強い火力
灯油が使える
これが一番の理由ですね。僕の場合、家では石油ストーブを使っているので、冬場は灯油タンクにいつも灯油が常備されています。
そして、ランタンもずっとフュアーハンドランタンという灯油式のランタンを使っており、燃料の統一化という目的もありました。
あと、ホワイトガソリン、なんであんなに高いんでしょう。。。
リッターあたり500円??灯油ならかなり高くてもリッター90円 くらいですけど。
レギュラーガソリンも使える
基本的にウィスパーライトはホワイトガソリン推奨です。日本でなら、ホームセンターやキャンプ用品店に行けばホワイトガソリンが手に入るでしょうし、灯油はガソリンスタンドで入手できますので、問題ないですね。
僕は将来的にバイクで海外を走りたいと思っているのですが、海外にいくと場所によっては、ガスカードリッジが売ってなかったり、灯油もなかったりします。でもバイクで走るならガソリンは確保できるはずなので、バイクに入れるガソリンが使えるバーナーが欲しかったんです。
冬場でも強い火力
僕はこれまでガス式のバーナーを使っていましたが、気温が低くなるとお湯を沸かすのもかなり時間がかかっていました。
やはり液体燃料式は気温が低くても火力は変わらず、カップラーメン用のお湯もあっという間に沸騰します。
ウィスパーライトインターナショナルを灯油で使う
まず、購入した初期の状態ではジェットという燃料吹き出し口がガソリン仕様になっているので、これを付属のケロシン(灯油)用に変更する必要があります。
ジェットの交換
まず、バーナーを逆さにし、プライミングカップを回して外します。
そして、燃料ホースをそのまま上に引き上げて外します。
燃料ホースの先端に付いているのがジェットです。
買ったばかりの時に本体に付いているジェットには「UG」の刻印があります。
Use Gasoline(ガソリン)ですね。これを買った時に工具やマニュアルなどと一緒に添付している「UK」Use Kerosene(灯油)のものに交換します。
ジェットは付属の工具を使って回して外し、「UK」のジェットを工具で回し締めます。
あとは元どおりに組み立てます。
点火してみる
組み立てが終わったらいよいよ灯油でバーナーを点火してみましょう。
取扱説明書にあるように、燃料ボトルを30回ほどポンピングして、バーナーと燃料ボトルを接続します。
次にバーナーのプレヒートを行います。
まず、ボトルのコックを開けます。5秒くらいするとプライミングカップに灯油が出てきます。
そしてこのカップに溜まった灯油に火をつけてプレヒートをするのですが、灯油の場合、なかなかこの灯油だまりに火がつきません。
ガソリンは引火点が-40℃なので、よほどの極寒でなければ火を近づければ引火します。灯油の引火点は40℃なので、真夏の真昼間ならともかく、秋から冬くらいの気温だとちょっときびしいです。
この引火点というのは、その燃料が自然に気化する温度の事で、気化した状態で火を近づければ引火するという事です。
という事は灯油を気化しやすくすれば火がつくという事ですね。
なので、僕は下の写真のようにティッシュをすこしちぎったものを灯油の中に入れて、導火線のようにします。
このティッシュに火をつけるようにすると、すぐに火がつきます。
風があるとバーナーに火が当たらずプレヒートできませんので、ウィンドスクリーンで風を防いだ方がいいですね。
3分ほどすると、バーナーの上の方も火が点いて「シューゴゴゴ」という音がしてきます。
こうなったら、燃料ボトルのコックを半回転くらひねって燃料を送ります。
そして赤い炎が青白い炎に変わってきたらコックを全開にして点火完了です。
まとめ
ウィスパーライトインターナショナルを灯油で使う方法でした。
プレヒートの時に灯油に火を当てても火がつかない場合は導火線のようなものを作ってあげるといいかと思います。
灯油はとにかく安いですし、火力も全く問題ないのでウィスパーライトインターナショナルを灯油で使ってみてはいかがでしょうか。
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