バイクのオイル交換をしてみよう!

古いオイルを排出中

バイクのオイル交換って難しいって思っていませんか?

でもオイル交換って、古いオイルを抜いて新しいオイルを入れるだけの作業なので、とっても簡単ですよ!

それに、自分でオイル交換をすることで、自分が乗っているバイクにも愛着がわきますし、エンジンの部分などを見るようになるので、こんなところに錆びが出てるとか、ここのパーツがボロボロになってるから交換しないとといったように、気付きを与えてくれます。

という事でオイル交換をして見ましょう。

僕はヤマハセロー250に乗っているのでセローで説明しますが、オイル交換のざっくりした手順などはご自身のバイクの取扱説明書に書いてあるはずなので、一読しておいてください。

用意するもの

  • 2輪車用オイル
  • オイルジョッキ
  • メガネレンチ、ソケットレンチなどの工具
  • 廃油を受ける箱
  • プチプチのシートなど捨ててもよい敷物(2m四方くらい)
  • ゴム手袋

まずオイルですが、基本的には純正品が望ましいです。推奨エンジンオイルが取扱説明書に書いてあるはずなので、そちらを購入するのが一番無難です。

でも純正オイルって高いですよね。車のエンジンオイルに比べてリッターあたりの単価は高いです。バイクの方が車より過酷な状況に耐える必要があるので、仕方のないことです。

でも、純正でなくても比較的安いオイルがあります。

ホームセンターに行けば「4サイクル2輪車用エンジンオイル」として安いものがありますし、僕の場合はAmazonでカストロールの4リッター缶をいつも入れています。

このカストロールPOWER1、1リッター缶も売られていますが、4リッター缶が圧倒的に安いです。

僕はずっとこのオイルを入れていますが、全く問題なく快適に乗れています。

次にオイルジョッキ。

こちらは

オイルを入れるために必須です。

工具はメガネレンチかソケットレンチを用意しましょう。必要なサイズは車種によって異なるので、いくつかのサイズがセットになっている工具があると便利です。

ちなみにセロー250はオイルを抜くドレンプラグが12mm、オイルを入れる注油口は14mmです。

そして廃油を受ける箱が必要になります。

バイクの底から古いオイルを出してそれを受けなければ行けません。

僕はいつもポイパックという廃油処理用の箱を使っています。2.5リッター用と4リッター用がありますが、バイクであれば2.5リッター用で十分でしょう。

あとは手が汚れないようにゴム手袋と、僕はマンションの敷地内で作業するので、廃油がこぼれたりしても地面が汚れないように緩衝材(プチプチシート)をバイクの下に敷いています。

では作業をしていきましょう。

作業手順

暖気する

まずはエンジンをかけて2、3分暖気します。エンジンオイルは冷えた状態だとドロドロと硬い状態になっているので、暖気することで柔らかくして古いオイルを出しやすくします。

暖気が終わったらエンジンを止め、緩衝材を敷いてバイクをその上にバイクを停めます。

廃油を受ける箱をセットする

次に廃油を受ける箱をセットします。

ポイパックの場合は下の写真のようにセットします。ちなみに底の浅いダンボール箱にシュレッダーから出たゴミを敷きつめるというやり方もあります。ポイパックのような専用の箱を使わない場合は底から漏れないよう注意してください。

そしてこれをバイクの下にセットします。

ドレンプラグを緩めてオイルを排出

いよいよ古いオイルを排出します。これからはオイルで手が汚れないようにゴム手袋をしましょう。

バイクの底を覗き込んだらドレンプラグがありますので、そのドレンプラグを緩めます。

ここで注意ですが、このドレンプラグが熱で硬くなっている場合があります。緩める方向は反時計回りなのですが、ひっくり返っているので、逆に回してしまいそうになります。

レンチに締めるときと緩めるときの切り替えスイッチが付いている場合は緩めるほうにセットして回しましょう。

ドレンプラグを抜くとオイルがドバーッと出てきますが、慌てずにちゃんと廃油受けに入っているか確認しましょう。

古いオイルを排出中

この状態で10分くらいドボドボと出ると思います。

そしてチョロチョロとなってきたら、一度バイクを左右に揺すって見ましょう。

するとまたドボドボと出るようになると思います。

ドレンプラグのドレンワッシャを交換する

ドレンプラグに付いていたワッシャは基本的に毎回交換した方がいいです。

下の写真ですが、左側が古いワッシャーです。端が欠けているのは、ドレンプラグに張り付いていたのをペンチで無理やり剥がしたからです。右側が新品です。

ドレンプラグのワッシャは柔らかく、締めた時に潰れることでオイル漏れを防ぐようになっています。

ワッシャはドレンプラグの径によって、サイズが違うので、車種にあったものを購入します。

セロー250の場合はM12になります。

ドレンプラグを締める

しばらくしてオイルが出なくなったら、新しいワッシャをつけてドレンプラグを締めます。

セロー250の締め付けトルクは20NMです。不安な場合は各車種のドレンプラグの締め付けトルクを確認し、トルクレンチで締めましょう。

実際には強すぎず、ギュッと締めれば大丈夫です。

新しいオイルを入れる

ドレンプラグを締めたら、新しいオイルを入れていきます。

バイクのオイル注油口

オイルをオイルジョッキに移し、注油口からドボドボと入れていきます。

オイル容量は車種によって違います。また、オイルフィルターを交換する場合は多めに入るので、必ず取扱説明書でオイル容量を確認しておきましょう。

セロー250の場合、オイルフィルター交換時は1.3L、オイルフィルターを交換しない場合は1.2Lとなります。

今、オイルがどれくらい入っているかはオイルレベル確認窓で確認します。オイル量を確認するときは、バイクを水平に起こします。

バイク、オイルレベル確認窓

上の写真はちょっと見にくいですが、だいたい窓の真ん中までオイルが入った状態です。

これで、注油口を一旦締めて、バイクのエンジンをかけ、少しアイドリングをします。

そしてエンジンを停め、バイクを水平にして、もう一度オイル量を確認して見てください。

すると、エンジン内に行き渡ったオイルが少しずつ窓の下から上がってくると思います。

しばらく様子をみて、確認窓の真ん中くらいまできたら問題ないでしょう。

エンジン下のドレンプラグや、オイル注油口などからオイルが漏れていないか確認し、大丈夫なら、オイル交換は終了です。

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