旭川で一泊した翌日、2年前には行ってみたいと思いつつ行けなかった旭山動物園へ。
ここは動物がいるところの地面に透明のアクリル板の穴が空いており、運が良ければ動物を地面の下から間近に見られるとあって人気がある。
この日はあいにく動物はその透明の地面に近づいてはくれなかったが、北海道ではたびたび出てきて世間を騒がせるヒグマの姿も見ることができた。
近くで見ると恐ろしい。これが野生として生息しているとは。
お昼は旭川名物、旭川ラーメンを食べて、さらに南下する。
旭山動物園にいたころは雨が降りそうで、まだ降ってはいなかったがお昼過ぎになって本格的に雨模様になってきた。
レインコートを着て山間の道を駆け抜ける。
しばらく走っていると、「ぬかびら」という地名が標識に出てきた。なんとも懐かしい響きである。
数年前に日本の絶景を調べていると北海道のぬかびらというところにある、廃線となった鉄道のタウシュベツ橋梁がすごいらしいというのを知った。
いつかは行ってみたいなあと思いつつ、行く機会もなく、最近ではその名前もすっかり忘れていた。
特に今晩の宿が決まっているわけでもないこのバイク旅。せっかく近くまで来たんだから行ってみようということで、タウシュベツ橋梁を見に行くことにした。
前にしらべたところ、その橋梁のそばまで行くにはガイドツアーを申し込んでガイドの案内で行くか、立ち入り禁止区域のゲートのカギを借りて行くなど、思い立ってフラっと行けるようなものではないことは知っていた。
調べてみると、遠くからではあるがタウシュベツ橋梁を眺めることができる展望台があるらしい。展望台を目指してバイクを走らせていると、展望台の標識とともに数台の車が道路わきの駐車スペースに停まっていたので、空いていることろにバイクを停めた。
駐車スペースから展望台までは200mほどらしいが、「ヒグマ注意」の看板が至る所にたっている。
早歩きで撮った写真なのでぶれてしまってはいるが、いつヒグマが出てきてもおかしくないような道を進む。
そしてタウシュベツ橋梁が見える展望台へ到着。
雨のため視界が良くないがそれでもいつかは見てみたいと思っていたタウシュベツ橋梁を見ることができた。
数年前にみた写真と比べると、ところどころ崩れかかっているのがわかる。
冬は雪に埋もれ、夏も水につかることが多いという。この姿もいつまでも保っていられるわけではないということを後で調べて知った。
この日の午後はずっと雨が降っていた。夕方ごろ、士幌にある航空公園キャンプ場に到着し、ここで一泊することとした。
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