和歌山県和歌山市の沖合いに浮かぶ無人島。まるで実写版ラピュタと言われている友ヶ島でキャンプをしてきました。
友ヶ島へ行く前に
友ヶ島へは和歌山市の加太港から船に乗って20分くらいで行くことができますが、その前に注意事項があります。
できれば船を出している友ヶ島汽船さんに今日の状況を確認しておきましょう。
まず、3月の火曜、水曜、4月以降の水曜が運休日です。
それ以外にも時々船が出ない日があります。僕は今回友ヶ島へ行くことができましたが、前回は強風のため欠航、その前は地元加太の町で「えび祭り」が開催されるということで終日運休となり、友ヶ島へ行くことができませんでした。
お祭りのように事前に予定されている欠航は友ヶ島汽船のホームページに案内が出ているはずです。
荒天の場合も欠航になるので、電話で確認しておくと良いかと思います。
また、キャンプは3月から10月末までとなっております。
加太港へのアクセス
加太港は和歌山県和歌山市にあります。車、バイクで大阪方面から行く場合は阪和道和歌山北インターからが一番近いのですが、少し手前で降りてみさき公園から海岸沿いを走って行くのが景色がきれいでおすすめです。
友ヶ島行きの乗船客専用の駐車場があります。加太港内に入ったら「友ヶ島行きP」という看板が出ているのでそれを頼りに進みます。
駐車場は車が1日500円、バイクは1日200円です。キャンプで1泊する場合は事前にキャンプである旨を伝えて、2日分の料金を払います。
鉄道でも行くことができます。南海電鉄の加太駅から友ヶ島の乗船場までは徒歩で20分くらいです。「友ヶ島行き」と書かれた看板に注意しながら歩きましょう。
友ヶ島行きの船は午前9時より2時間おきに出ていますが、土日はかなりの確率で臨時便が出ています。僕が行った3月の暖かい快晴の日は30分おきに出ていました。
キャンプの場合は乗船券を購入する時にキャンプであるということを係の人に伝えます。
料金は往復で2000円です。
友ヶ島の地図は乗船場にもありますが、数が少ないのでご家族で一部までにしてくださいという貼り紙がありました。
和歌山市のホームページでも入手できますので、こちらをプリントアウトして持って行った方が良いかと思います。
友ヶ島へ
次の船がきたら、いよいよ友ヶ島へ渡ります。
船に乗ったら20分くらいで友ヶ島へ着きます。
そして友ヶ島へ上陸。
キャンプをする場合は上陸したらすぐに管理事務所に届出をします。
友ヶ島は明治時代に軍事要塞だった島です。その面影をいたるところで垣間見ることができます。また綺麗な海の大展望、豊かな自然など見所がたくさんあります。
全部を1日で回ろうとするとかなりの距離を歩くことになりますので、見たいところをある程度決めて回るのがいいかもしれません。
今回僕が回ったところを紹介します。
南垂水キャンプ場
とりあえずここで拠点を作りました。見晴らし最高のキャンプ場です。
キャンプ場には井戸があります。水も出るようですが、飲める水ではなさそうです。
友ヶ島にはキャンプ場などに水道がありますが飲める水ではないので、帰るまでに必要な飲み物を持っていくことが必須となります。自動販売機もありますが売り切れのランプがたくさん点いていました。
第3砲台跡
友ヶ島の中で一番大きな規模で残っている史跡です。
倉庫のような広い部屋がたくさんあります。中は真っ暗なので、友ヶ島へ渡る際は飲料水に加えて、懐中電灯も持って行った方が良いです。
ダンジョンへ進む階段。
中は本当にダンジョンのようです。
第3砲台にはこのような広場が4ヶ所あります。この丸い水たまりは砲座というものらしいです。
旧海軍聴音所跡
第3砲台跡から山道を歩いて、旧海軍聴音所跡に行ってみます。探索スポットへの案内が道中に立ってるので、道に迷うことはないと思います。
聴音所跡は損傷が激しいです。
この窓の先には海が広がります。ここで大阪湾へ侵入しようとする船が接近していないかを監視していたんでしょうか。 2階だてのようですが、2階へは行けません。
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