僕のエストレヤは2007年式で、走行距離3700kmだった中古車を2017年に購入しました。
それから5000kmほど走り、走行距離が9000kmを超えたあたりから、ニュートラルランプが点かなくなりました。
突然点かなくなったのではなく、30分ほど走ってエンジンが温まって来た頃にニュートラルランプが点かなくなって来ました。
翌日以降、朝のエンジンが冷えている状態ではニュートラルランプは普通に点くのですが、しばらく走ると、また点かなくなります。
バイクを購入したショップに相談すると、「原因はわからないがニュートラルスイッチを交換してみましょう」と言う事に。
ニュートラルスイッチと言うのを交換すると、見事に症状は治りました。
しかし、それからまた走行距離が、数千キロ経ったある日、またニュートラルランプが点かなくなりました。
エストレヤにしても、他のバイクにしてもニュートラルランプが点かなくなる場合はバッテリー上がりやヒューズ切れが原因であることが多く、ネットの情報でも、そのような事が原因ではないかという記事が見られますが、僕のエストレヤの場合は数千キロごとにニュートラルスイッチを交換する必要がありそうです。
あとで触れますが、ニュートラルスイッチは単なる接点です。
ニュートラルに入るときにギアがこのスイッチに触れて電流が流れ、ランプが点く仕組みです。
ただ、このスイッチの先端が繰り返しギアと接触することで、摩耗していきます。
そしてスイッチの接点がギアに届かなくなり、ランプが点かなくなります。
僕はニュートラルスイッチは消耗品と割り切って、定期的に交換することにしました。
他にもこのような症状の方がいればと思い、ニュートラルスイッチの交換手順を書いておくことにしました。
作業自体は簡単で、部品も1200円程度ですのでDIYでやるのがよいかと思います。
ニュートラルスイッチを取り寄せる
まずニュートラルスイッチなるものを購入しなければいけません。
カワサキの場合はPURE TECHというカワサキのバイクの純正部品を取り扱うショップがあり、僕はいつもここで純正部品を取り寄せています。
僕が乗っている2007年式エストレヤニュートラルスイッチはガスケットも含めて以下の品番になります。
- 131511080 スイツチコンプ,ニユ-トラル ¥1,069
- 92065058 ガスケツト,10.5X16X1 ¥162
年式により品番等が異なる場合がありますので、ご注意ください。
ニュートラルスイッチを交換する
ニュートラルスイッチは上の写真の赤丸のボルトで固定されているカバーの中にあります。
写真でお分かりのように、左足ステップとシフトペダルが邪魔ですね。
まず、ステップとシフトペダルを外します。
その後、先ほどの写真の赤丸のボルトを外し、カバーを取ります。
このカバーは上の方にケーブルが繋がっているので、ケーブルを痛めないようにエンジンの上あたりに置いておくと良いです。
次に、下の写真の赤丸のボルトを外します。
するとニュートラルスイッチが取り外せるようになります。
下の写真の赤丸の奥に固定されているのが、ニュートラルスイッチです。
まず、接続されているケーブルを引っこ抜きます。
このケーブルは単なるギボシ端子が差し込まれているだけなので、引っこ抜くだけで外れます。
ケーブルが外れたらニュートラルスイッチを取り外します。
ニュートラルスイッチは14mmで、真ん中が出っ張っているので、奥行きのあるレンチで緩めて行きます。
左が付いていたもので右が新品です。
よく見ると、丸い先端部分が削れて山が低くなっています。
このニュートラルスイッチはスイッチという名前が付いていますが、ニュートラルの位置になると、この先端部分がギアと触れて先ほど接続されていたケーブルを通じて電流が流れるというだけのものです。
新品のニュートラルスイッチを元の位置に差し込み、ギボシ端子を接続して、カバー、シフトペダル、ステップを元に戻したら作業完了です。
コメント
有益な情報感謝です。ありがとうございました。
250TRで同じ症状が出るのでやってみました。
エンジンオイルが流れ出してきたので焦りました。
下にオイル受けを用意した方が良いです。
作業は短時間で終わるので少量の流出で済みます。