僕は滝を見るのが大好きです。壮大で迫力がある滝なんかだと滝壺のところで滝の音を聞きながら何時間でも居られます。
そんな滝ですが、写真を撮ってInstagramに投稿すると、滝好きの人が多いのか、割と「いいね」をたくさんもらえます。
やっぱり滝の写真といえば、前回天川村のみたらい渓谷で撮った、水が滑らかに流れる感じの写真ですよね。
今回は、そんな滝の写真の撮り方を書きたいと思います。
用意するもの
とりあえず、必要なものが以下の通りです。
- 一眼レフカメラ(シャッタースピードが変えられるカメラ)
- 三脚
- レリーズ
- NDフィルター(天候による)
カメラはシャッタースピードが変えられるカメラが必須になります。一眼レフやミラーレスなら大丈夫ですがコンデジは機種によってまちまちのようです。
僕がいつもブログに載せている写真はCanon EOF 80Dで撮っています。
そして三脚。手持ちでもブレなければきれいに撮れるかもしれませんが、僕は大概失敗して、回りの岩などがブレブレになるので、必ず三脚を使います。
そして、レリーズ。こちらはシャッターを押すためのリモコンです。カメラのシャッターを押した感触が硬いので、押した時にカメラが動いてしまうことがあります。
レリーズを使うとカメラとシャッターボタンを切り離すことができるので、カメラにシャッターを押す振動を伝わらずにシャッターを切ることができます。
そしてNDフィルター。これは現場の日光の差し具合など、明るさによっては必要になります。
撮り方
まず、カメラの設定はシャッター速度優先モード、もしくはマニュアルモードにします。Canon EOSなら「Tv」か「M」と書かれているところに合わせます。
滝の水が絹糸のように流れる写真はシャッタースピードを遅くしてとります。
そもそもカメラが映像を撮る原理は映像センサーに光を当てることでその光が映像になります。
通常のポートレートや風景写真などは「カシャ」と一瞬だけセンサーに光を当てて撮りますが、「カシャ」のところを「カーーーシャ」とシャッターを長く開けることでシャッターが開いている間の光を全部取り込むと、その間に流れた水は全部センサーが読み取ることになり、水が絹糸のように流れる写真が撮れます。
なので、滝の写真を撮る場合はシャッタースピードを1秒〜4秒くらいに設定します。
上の写真は赤目四十八滝の稲荷滝です。
そしてそれだけの間センサーに光を当てていると水は流れるようになりますが、シャッターを開けていた間の光を全部取り込むことになりますので、シャッターを長い時間開けていると、明るくなりすぎることがあります。
下の写真はシャッタースピード1.6秒で撮った写真です。だいぶ明るくなってしまっています。
そこでNDフィルターというのを使用します。
NDフィルターはレンズに装着してサングラスのように光を遮ってくれます。
このNDフィルターにはND2、ND4というようにNDの後ろに数字がついているのですが、この数字は光を1/Nにするという数字です。ND4ならレンズに入る光を1/4にしてくれるということです。
また、NDフィルターは減光量を示す数値のほかに、サイズがあります。お使いのレンズにあうフィルターを購入する必要がありますので、注意してください。
ND16のNDフィルターを装着し、シャッタースピードを2.5秒で撮った写真がこちらです。
絹糸のような滝の流れを表現することができました。
まとめ
カメラのシャッタースピードを遅くすることで、流れる水の様子を表現することができます。ただし、シャッターを開けている間にたくさんの光を取り込んでしまい、通常より明るくなってしまうので、NDフィルターで減光します。
また、長時間シャッターを開けることで、カメラが動いてしまうとブレた写真になってしまうため、三脚でカメラを固定し、レリーズを使ってシャッターを押します。
以上、滝の写真の撮り方でした。
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