樹氷というと日本では東北や信州などで見ることができますが、なんと関西から日帰りで行ける場所でも樹氷ができるところがあります。
それが三重県にある御在所岳。
標高約1200mの山の上では樹々が真っ白になる幻想的な景色を堪能することができます。
御在所岳の場所
御在所岳は三重県四日市市の近くの菰野町というところにあります。
東名阪自動車道の四日市インターから30分くらいです。
御在所岳山頂へ
御在所岳の麓に駐車場があります。樹氷が広がる山頂付近にはスキー場があり、冬はスキー客でも賑わいます。登山で登ることもできますが、ロープウェイで山頂まで上がることができます。冬はかなりの積雪になるので登山よりロープウェイがオススメです。
登山ルートはいくつかあり、ルートごとに違った景色を楽しむことができますので、新緑の季節になったら登山もいいかもしれません。
今回はロープウェイに乗って山頂まで上がりました。ロープウェイでなら十数分で山頂に着きます。
この日、山麓では少し道路脇に除雪により除けられた雪が見える程度でしたが、ロープウェイで山頂まで上がると、完全に別世界が広がります。
スキー場としても豊富な雪の量でスキーを楽しむこともできますが、今回は樹氷を見るために登りました。
しかし、この日は天気があまりよくない状況で山頂付近は視界が良くありませんでした。
これはロープウェイで山頂に向かっている途中で撮ったものです。あの山の向こうには伊勢湾が広がっているはずなんですが、みえません(^^;
山頂付近も視界がよくありません。それでも気温は氷点下5度まで下がっており、樹氷が見えます。
ちなみに山頂付近は冬はスキー場があるくらいなので、かなりの積雪になりますので、防寒対策、履き物には注意が必要です。
御在所岳の樹氷
樹木にはたくさん樹氷がついていて幻想的な雰囲気を醸し出しています。樹氷は少しずつ空気中の水蒸気が風で木の枝に吹き付けられて出来ていくそうです。
あらゆる植物は雪や氷に覆われます。
どこまで行っても真っ白な樹氷が広がります。
この日は見事なまでの一面の樹氷でしたが、実は冬の間、いつ行っても樹氷が見られるわけではないようです。
御在所ロープウェイのサイトによると樹氷ができる条件は
- 水蒸気(湿気)があること
- 風があること
- 気温が0℃(氷点下)以下であること
との事です。
確かにこの日は風があり、氷点下5度で非常に視界が悪く、湿気がありそうだったので、一面の樹氷が見られたようです。
御在所岳山頂付近はスキー場になっているので、お昼ご飯を食べることもできます。ロープウェイの山頂側乗り場にはロープウェイ博物館というのもあり、ロープウェイの動く仕組みなどが学べるそうです。
天気が晴れて青空が広がっていて、湿度が高い日なら遠くの景色が見渡せるのと、青空を背景に樹氷を見ることができるので、冬の御在所岳へ是非一度足を運んでみてください。
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