北海道の旅 本州編 青森の大間から大阪まで

松島

函館からフェリーで青森県の大間へ渡ると、あとはひたすら南下していきます。

今回バイクで北海道を旅しようと決めて北海道へ行ったのですが、この旅の目的がもう1つありまして、それは東北地方をバイクで走りたいという事。

大阪からだと北海道はフェリーで行けてしまうので比較的行きやすいのですが、東北地方はなかなか行く機会もありません。

せっかく北海道までバイクで行ったので、帰りは東北、関東を経由して下道で帰ることにしました。

国道45号線

大間から太平洋沿いの道を南下していくと途中から国道45号線に入ります。

宮城県の仙台まで45号線で太平洋沿岸を走っていきます。

△こちらは岩手県大槌町の浪板海岸。
ここはかつて、砂浜があったそうですが、東日本大震災で地盤沈下が起き、砂浜が消失してしまったとの事。
現在砂浜を復活させるための取り組みや研究が行われているそう。

そして国道45号線には頻繁にこのような標識が出て来ます。

海岸沿いの道路なので崖の上まで登ったと思ったら、そこから一気に下って砂浜沿いに出るというように道路を走っていると上り坂、下り坂を繰り返しながら進んで行くわけですが、下り坂の途中に「過去の津波浸水区間 ここから」という標識が出て来ます。

それからしばらく、ここは浸水していたという標識を何枚か見た後、上り坂の途中に「過去の津波浸水区間 ここまで」という標識が出て来ます。
その標識のある場所が結構な高台にあり、その下には民家が立ち並ぶ場所もあったりしていたので、津波の凄まじさがわかります。

そして、岩手県の陸前高田に入ると、広大な更地に盛り土がされているという光景を目にするようになります。
普段大阪にいると、津波被害を受けた地域の復興状況がどのようになっているかなど、あまり気にしなくなっていましたが、実際に来て見ると、復興には果てしない時間がかかるのだという事を痛感させられます。

△ こちらは奇跡の一本松という、あらゆるものが流された津波に耐えた松の木。
現在は復興のシンボルとして陸前高田市で保存しているとの事。

松島へ

さらに南下し、宮城県へ入って行きます。

宮城県でどうしても見たかった場所。
日本三景のひとつで、あの松尾芭蕉も感動したという風景。

ちなみに「松島や ああ松島や 松島や」は松尾芭蕉が詠んだ句ではなく、おくのほそ道のずっと後、江戸後期に田原坊という狂歌師が言った言葉だそうで、俳句でも川柳でもないそうです。

松尾芭蕉は松島の景色をみて、その美しさに感動するあまり、句を詠めなかったという事らしいです。

すこし、霞んでいたのですが、それでもこの独特の風景は本当に美しい。

バイク神社

松島からさらに南下し、栃木県にある安住神社へ。

バイク神社
ここはバイク神社として知られており、バイクの厄除けができます。
また交通安全のお守りやステッカーもバイクにちなんだデザインになっているので、バイク乗りとしては一度言って見たかった場所です。

僕もこれからのバイク人生、事故のないようにと、ステッカーを購入しました。

そして帰路へ

さらに南下し、東京から富士山、そして進路を西へとり、静岡の浜名湖を経由して、大阪の自宅へ到着しました。

△富士山は雲に隠れてほとんど見えず。

浜名湖は綺麗でした。

青森の大間から大阪まで、有料道路を使用せずに走って来たので、6日間かかりました。
その間、宿泊は以下のようにしていました。

  • 岩手のキャンプ場
  • 仙台ではカプセルホテル
  • 栃木のキャンプ場
  • 東京のビジネスホテル
  • 浜名湖、弁天島にあるキャンプ場

こうして、フェリー1泊、北海道6泊、本州6泊5泊のバイク旅を事故やトラブルもなく、無事終える事ができました。
素晴らしい景色、人々との出会い、美味しいグルメなど、今回も楽しい旅となりました。

是非また機会があればバイクで長旅に行きたいと思います。

コメント

  1. AKIRA より:

    自分も大阪在住のライダーですが、8月下旬に敦賀→秋田までフェリーで渡り、そこから大間崎まで走って、フェリーに乗って函館から北海道入りしました。
    あの大間崎から自走で大阪まで帰って来たというブログタイトルを見てびっくりしましたが・・・やっぱり6泊も(笑) さすがに遠いですよね~。 
    いろんなところにツーリングに行きたいけど行先に迷っているので、あっちこっち行っておられるみたいなので参考にさせてもらいます。

    • kawa より:

      コメントありがとうございます!
      大間から大阪まで、本当に遠かったです(笑)
      でもいい経験になりました。
      このブログが少しでも参考になれば幸いです。