翌日、知床野営場を出発し、再び知床横断道を走る。今日も天候はイマイチ。知床峠には止まらずそのまま通過し、羅臼側へ。
相泊温泉
羅臼の道の駅で少し休憩した後、知床半島を東へ走る。天候は曇りで少し肌寒い。海岸沿いを1時間ほど走って、北海道に来たら是非来てみたかった場所の一つである相泊温泉に到着。
相泊温泉
相泊温泉は浜辺に穴を掘って涌き出た温泉で、無料で入ることができる。
一応男女別に仕切られており、脱いだ服などを置いておく棚もある。
相泊温泉
この日の男湯は誰もおらず、貸しきり状態だった。
女湯からは現地の方と思われる老夫婦の話し声が聞こえていた。
もともとこの温泉は地元の漁師たちが漁から帰ってきて冷えた体を温めるために掘った温泉らしい。数年前に雑誌で見た相泊温泉の写真では男女別のしきりも何もなく、浜辺にただ湯船があるだけの状態だったので、観光客の増加にともない、最近仕切りを設けたのだろう。
地元の方にしてみれば男湯も女湯も関係なさそうである。
湯加減はなかなかの熱さだが水を足すことができ、しばらくドバドバホースから水を出していると丁度いい湯加減になった。
相泊温泉
湯船から立ち上がるともうそこは海である。温泉に浸かっては海を眺めるという贅沢な時間を過ごし、来た道を戻った。
知床五湖
知床野営場へ戻るにはまだ時間が早かったので、途中の知床五湖へ寄ることにした。
知床五湖
知床五湖は一湖は駐車場からそのまま歩いて行ける遊歩道がある。
他の湖は有料のレクチャーを受けて別の遊歩道を歩くことができる。
この日は相泊温泉がメインだったこともあり、後日晴れた日に朝から来て有料の遊歩道を歩こうと決めて、この日は一湖への遊歩道だけにした。
知床野営場3泊目、穏やかな夜であった。
つづく
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