6日目の朝。
前日の雨は上がり、穏やかな朝となっていました。
まだテントが濡れているので朝日で乾かしてから撤収です。
これから阿蘇山へ向かいます。
昨日テントを張った「辻河原公園キャンプ場」からは1時間ほどで行けそうです。
山間の道をしばらく走っていると、見渡す限り広い草原の景色に変わって行きました。
まだまだ、どんどん登って行きます。
阿蘇の街並みが眼下に広がります。
そして、さらに登って行き、草千里駐車場に到着です。
草千里は阿蘇山上の3kmほど手前にあるのですが、ここの景色がホントに素晴らしい。
ここでしばらく景色を眺め、お土産などを見た後、阿蘇山の火口へ向かいます。
ちなみに草千里駐車場は有料でバイクは100円でした。
草千里から少し走ると、阿蘇山上の駐車場へ到着です。ここから火口までは有料道路になっており、200円で火口付近まで行けるので行ってみることにしました。
ここからロープウェイも出ていて火口まで行けるようですが、ロープウェイの火口側の駅あたりがガスの濃度が濃くて危険なようで、この日は運休でした。
バイクを少し走らせて、すぐに火口付近の駐車場へ到着です。
あたり一面、硫黄の匂いが漂います。
ここでは放送で「喘息の方や心臓に疾患がある方の火口見学は禁止します」といった案内が流れています。
上の写真。写真ではわかりにくいですが、赤色の赤色灯が回っています。
ガスの濃度が強いため、火口までは近づけません。
火口付近の展望台から眺めます。これでも結構火口に近いです。
火口から煙が立ち込めています。
火口付近はなんだか、怖い感じでしたが、少し降りてくると高原道路がホントに綺麗です。
阿蘇山の雄大な景色を堪能して、次は熊本城に向かいます。
阿蘇山を降りて街中へ入って行くと、対向車線は渋滞です。
みなさん、阿蘇山へ遊びに行くんでしょうか?
と思っていたら、熊本城についてから知ったのですが、熊本市街地から阿蘇へ抜ける道路は、震災で通行止めになっていたのがつい先日復旧したとのことでした。
そう、震災から2年。
僕は大阪で暮らしているのですが、熊本が現在どうなっているかを考えることなど、なかったのですが、実際に熊本に来て、熊本の街をバイクで走ってみると、そこら中で工事が行われていたり、仮設住宅が並ぶところがあったり、通行止めの標識があったり、まだまだ、完全に復興したわけではないんだということを思い知らされました。
そして熊本城。
こちらも天守閣は工事中でした。
天守閣へ続く道はここから先、立ち入り禁止です。
至る所で、崩れてしまった石垣が未だ手付かずの状態になっています。
下の写真は天守閣の石垣です。
天守閣は重要文化財なので、石垣に番号をふって元の位置を記録し、また同じ場所にもどさなければならないそうです。
熊本の街はまだまだ震災からの復興の真っ最中です。でも着実に復興していく姿が見えました。
ちょっと立ち寄った熊本城近くのコンビニ。
買い物をしてエンジンをかけて立ち去ろうとすると、外で作業をしていた店長さんが、僕のバイクを見て、気さくに声をかけてくれました。
「ん?大阪から来たんかね。何時間くらいかかるん?」
「何日もかけて四国から渡ってきたんです」
「はー!すごいね。これからも気をつけて行ってな」
「ありがとうございます!」
熊本城が復活したら、ぜひまた熊本城を見に行きたいと思います。
そして同じく熊本県、今度は北部にある「小岱山ふるさと自然公園丸山キャンプ場」へ到着。
この日はこちらに泊まりました。
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