高知県の仁淀川支流にある「にこ淵」という淵が大変美しい所だそうな。
ゴールデンウィークに四国、九州をバイクで回ったときに絶対行こうと決めて行ってみたのだが、あいにくにこ淵へ続く遊歩道が以前の災害のため通行止めとなっており、行けなかった。
今年の夏にも行ってみたが、まだ復旧していなかった。
今回、いの町観光協会のサイトで遊歩道の復旧状況を確認し、大丈夫そうだったので大阪から高知まで一泊のキャンプツーリングに行くことにした。
淡路島で休憩
神戸淡路鳴門自動車道の垂水インターから高速に乗るとトンネルを抜けてすぐに明石海峡大橋を渡ることになる。この日も相変わらず橋上はすごい横風で、バイクが倒れないかとドキドキしながら橋をわたる。
そしてすぐに淡路SAの観覧車が見える。ここで休憩。展望台からはさきほど渡ってきた明石海峡大橋がよく見えていた。
四国上陸
淡路SAからは本線に戻る道と淡路インター出口とで分岐している。高速代節約のため、このまま淡路インターから高速を降りて淡路島は下道を走る。
今度は淡路島と四国を結ぶ大鳴門橋を渡るため、洲本インターから再び高速に乗り、四国へ上陸。
四国ではしばらく徳島自動車道を走ったら適当なインターで降り、国道192号線を西へひた走る。
そして四国に来たからにはと言うことで、徳島県剣町の貞光という所にあるうどん屋でお昼ごはん。
四国にはセルフサービスのうどん店が所々にあり、安くて美味い。
四国のうどん屋では中盛りや大盛りの量が店によって違うので、どのくらいの量かは聞いた方がよい。このお店では釜上げうどんは小中大とあり小が通常の1人前、中が大盛り、大は2人前ほどの量となる。
ということで釜上げ(中)を注文。
熱々のつゆは出汁のいい香り、麺はコシがありツルツルで本当に美味しかった。
いざリベンジの「にこ淵」へ
192号線をさらに西へ走り、三好市で高知方面へ延びる32号線を南下する。
そして大阪を出て約6時間で高知県いの町にある、にこ淵へ到着。
前回来た時はこの遊歩道入口が閉鎖されていた。
遊歩道は若干荒れた道で、途中ロープを伝いながら降りる場所もあるため、足元はしっかり装備する必要がある。
そして5分ほどでにこ淵へ到着。
水の透明度はさすがとしか言いようがない。
この日はよく晴れていたが午後3時を回っていたので、日が差し込んでいたのは手前側だけだった。
正午前後で晴れた日なら奥の方まで日が差し込み、さらに青さが増すとの事のようだが、それでも十分美しい光景を見ることができた。
宮の前キャンプ場で一泊
にこ淵の光景に満足したら、にこ淵から30分ほどの場所にある宮の前キャンプ場へ向かう。
このキャンプ場はゴールデンウィークに利用したキャンプ場で、前回快適に過ごすことができたので、今回もお邪魔することにした。
キャンプ場に到着すると、なんと公園内は見渡す限りのコスモス畑であった。
この日はもう夕暮れに差し掛かる時間だったので、コスモスの写真は明日の朝に撮ることにしてさっさと就寝。
この日は広いキャンプサイトには自分以外にファミリーキャンパーが1組だけだった。
宮の前公園のある高知県の越智というところは「コスモスのまち」を謳っているとのこと。それを知らずに来たのだが、思わぬ絶景に遭遇しラッキーであった。
広大な面積のコスモス畑。上の写真のような一面のコスモス畑が何区画にも渡って広がっていた。
UFOラインへ
早朝の誰もいないコスモス畑で思う存分撮影を楽しんだら、次はUFOラインへ。
こちらも今年の夏に訪れた際には霧で何も見えなかったので、よく晴れたこの日はリベンジを果たすことに。
先ほどの宮の前公園からは1時間半ほど。
途中瓶ヶ森という休憩場所を経由し、石鎚山系の高い山をグングン登って行く。
道は細く、対向車がくると車同士のすれ違いは大変そうだ。こちらはバイクなので前の車はすぐハザードを出して先に行かせてくれる。
標高が高くなるにつれ、風が冷たく感じるようになってくると、葉を赤く染めた木々が。
くねくねした道をさらに登る。
周囲の木々がなくなって見晴らしのいい道に変わったと思ったところで絶景が現れた。
これがUFOラインか!
みんな車やバイクを止めて写真を撮っている。
この道路から徒歩で登れる登山道があちこちにあるので、少しだけ登ってみた。
尾根伝いの道はまさに「天空の道」
夏に来た時は何も見えなかったので、この日の感動はひとしおである。
ずっと先まで見える四国の山々。
大阪からキャンプ一泊、片道およそ400kmのツーリングだが来てよかった。
絶景を堪能した後は、元来た道をひたすら走り、淡路島で夕日を眺めて帰路についた。
おわり
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